ストップ(STOP) レジスター(Register)


  ストップとは、複数の音列を持つオルガンに付いているレバー(ドローノブ)を指します。
  その働きは、特定の音列が発音しないように止める働きをします。

  実際は、ストップレバーを引く事により、連結されたアクションが働き、格納されているリード列の
  入口を塞いでいるバルブを開閉させ、発音させたり止めたりします。

  オルガンのストップ数(音列)により、ストップの組み合わせ(レジストリー)が可能になります。
  ストップの組み合わせ(レジスト)によって、音質、音域、音量等の変化が得られ、曲想に合わせた
  レジスト(組み合わせ)が可能になります。

  
                                ヤマハリードオルガン No5型11ストップ
       

 基本ストップ 
    高音部用ストップ (右側) : @MELODIA   CLARABELL   CELESTE   8フィート笛(楽譜と同じ高さ)、 
    低音部用ストップ (左側) : @DIAPASON DULCIANA             8フィート笛(楽譜と同じ高さ)、 

 倍音ストップ
    高音部用ストップ (右側) : AFLUTE                       4フィート笛(楽譜のオクターブ上の高さ)  
    低音部用ストップ (左側) : AVIOLA                       4フィート笛(楽譜のオクターブ上の高さ) 
    低音部用ストップ (左側) :   AEOLIAN HARP                 2フィート笛(楽譜の2オクターブ上の高さ)     
 効果用ストップ(赤い文字)
    高音部用ストップ (右側) : TREBLE COUPLER  任意の鍵盤と一オクターブ上の鍵盤が下がり、その音も同時に発音
    低音部用ストップ (左側) : BASS COUPLER    任意の鍵盤と一オクターブ下の鍵盤が下がり、その音も同時に発音
    全音域            : VOX HUMANA     風車が回り、トレモノ(音が揺れる)出ます。但し風車は背部の高音側にあるため低音部の効果は乏しい。